業界関係者各位様

 私とフランスのサイバーガン・SA社との顧問契約内容は(同社の扱う日本に対しての知的所有権を侵害しているアジアのデッドコピー製品への改善指導が主たるもの)。
 しかし、私が再三の改善指導をしたにも係らず、アジアの関連メーカーでの改善作業は成果が上らなかったばかりか、果ては、私には全く知らさず韓国A社が新規製作した[東京マルイのデッドコピー M4-A1電動ガン]のパッケージに、「東京・タニオコバが技術指導した“究極の電動ガン”」と赤字英文で大書し、これをサイバーガン・SAが宣伝販売する事態に至り、事後アメリカの友人のメールにより始めて事の事実を知るという許し難い事件が起こる。                   
 しかもこの一連のコピー開発行為は、バーチルジャパン代表者、フィリップ・ピーティーとフランスとの間で私には内密に欺瞞実行され、私の追及に対してもその場しのぎの嘘でつくろうという、最悪の事態に至ってしまった。

 本来、商標や特許等の知的所有権を主張するには、まず自らのクリーンハンドを守らなければならない事は、ベレッタ裁判等によって広くトイガン業界では知られており、このクリーンハンド原則は、知的所有権の許託を業務とする者にとっては、当然の大前提である事は今更言うまでもない。

 従って世界中に実銃の商標を商うサイバーガンSA及びバーチルジャパンは、まずこのクリーンハンド原則を遵守してこそ、我々の業界で存在出来るはず。 しかし実際には、自らの前提義務に反したこのような欺瞞行為を行っていた事は言語道断。 裏でこんな行為をしながら許託事業が出来ると考えている同社は、あまりにも私や日本のトイガン業界を馬鹿にしている。私はこれを絶対に許さない。

 拠って私、小林太三は、本年7月末日を期限として、サイバーガンSA社の技術顧問契約を解消し、同社及びバーチルジャパンとは一切の関係が無くなった事。 また今後のサイバーガン・SA及び同グループに関する一切の責任が無くなった事を、私事ながらこの書面を以って業界関係者各位様にお伝えするものであります。 以上。


平成17年9月14日       有限会社 タニオ・コバ 小林太三。