07/02/27

  SAFTY

 

エアーガンショップとユーザーの皆さんが安心してエアーガンを持っていただくためのお手伝い

 
     

(なぜエアーガンのパワー測定に温度が規定されているのか?)

 今回のエアーガンのパワー規制には、(ジュール値)の他に(測定温度)が明記されていますが、何故だかご存知でしょうか?。
それはエアーガンのパワーソースの違いによって、
温度の影響を受けないパワーソースと
温度によって強さが変るパワーソースとがあるからです。
   したがって、温度変化の影響を受けないパワーソースのエアーガンは、どんな気温でパワー測定しても構いませんが、気温によって圧力が変化するパワーソースを使用するエアーガンのパワー測定は、指定された温度で測定しないと、“予期せぬ銃刀法違反”となることがありますから、絶対に“温度変化の影響を受ける物と受けない物との分類”を熟知しておいてください。
     
     
   
●温度の影響を受けないパワーソースのエアーガン ●温度によって強さが変化するパワーソースのエアーガン
大気圧の温度による変化は、15℃〜35℃の常温範囲内での圧力変化は、1パーセント未満ですから、大気、つまり空気を圧縮してパワーと?キるコッキングガンと電動ガンは、常温範囲内での[0.989J/6mmBB]パワー測定であれば、温度変化の影響はありません。 液体が気体に変わるには、“気化熱”を必要としますから、周囲からの吸収できる熱量に比例しで“気化した圧力が変化します。

この物理原理のために、周囲の温度に比例して液化フロンガスの圧力も変化し、暖かい所と寒い所では気化圧力の変化に比例してガスのパワーが変わります。したがって、このガスをパワーソースとするブローバックガスガンや固定ガスガンは(温度によってパワーが変わるガスガン)ですから、このタイプのパワー測定は”35℃の法定上限温度で測定“するか、または別表の“温度換算表にしたがった換算測定”をしてください。  

     
     
 注意
 業界の中には「パワー測定は25度でも35度でも良いんだ!」。と云う人がいますが、別表の[フロンガス協会発行による:フロン蒸気圧曲線図]では、その圧力は35度では25度の時の≒1.27倍となり、パワーも比例して上がる事になります。つまり、25℃で測定した[0.762J/6mmBB]以上のガスガンは、[35℃では0.989Jを超える]“銃刀法律違反の準空気銃!”となるのです。  

※したがって35℃以外の温度でのガスガンのパワー測定では、必ず別表の[フロン蒸気圧曲線図]による“パワー換算”を励行してください。これは貴方のお店とお客様を守るためですから。

 資料作成: H19、1 (有)タニオ・コバ

     
     
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